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国語教育史学会

『国語教育史研究』第2号


研究論文

樋口勘次郎と『修身童話』
        府川源一郎

昭和20年代前半における東京第二師範学校男子部附属小学校
  (東京学芸大学附属豊島小学校)の実践
         本橋 幸康

西尾・時枝論争は不毛ではなかった
         浜本 純逸
学習指導要領に見る戦後中学校国語教育における「古文」の取扱い
         矢部 玲子
高校国語科における討論法の探求
  −批判的な思考力の育成を目指した個体史−
         熊谷 芳郎
講演記録 青年教師時代を語る
         小林 國雄
回想 教育実習回顧−昭和二十二年新制中学校第一回実習生の記−
         已野 欣一
研究レポート 郷土の綴方教育−上灘小学校における峰地光重の実践−
         久保田 英助
郷土科教育運動と女子師範国漢教員
−黒田鑛一の手稿と蔵書から−
         山舘 順
資料紹介 石山脩平『共同学習と民主教育』
         小原 俊

「第三回新教育研究協議会福岡大会速記録」
         坂口 京子

『学校の民主化新教育研究の手引き』
(新教育社 昭和二十三年八月十日発行)
         浜本 純逸


ISSN 1345-2924
発 行 2004年3月31日
編集者 国語教育史学会 浜本純逸
発行者 国語教育史学会 浜本純逸

印 刷 MEDIA-PACK
東京都練馬区大泉学園町6-13-20
Tel 03-5947-9135

『国語教育史研究』第2号

『国語教育史研究』第2号の正誤について

 初夏の候、皆様にはますますご清祥のこととお慶び申し上げます。
 先日発刊いたしました、『国語教育史研究』第2号に、編集の不手際により投稿いただきました論文の表記に誤りがありました。関係各位にお詫び申し上げ、謹んで訂正させていただきます。
  なお、小原俊氏の論文につきましては、校正原稿ではなく、初稿のまま掲載していしまいました。これにつきましては、小原氏との協議の上、第3号に全文掲載することで、対応いたしことにいたしました。
  今後このようなことのないよう、編集につきましては、万全の体制で臨むことで対処したいと思います。

1.表紙
  ・(誤)山館 順→(正)山舘 順
・(誤)学習指導要領に見る戦後中学校国語教育における「古文」の取り扱い
         ↓
   (正)学習指導要領に見る戦後中学校国語教育における「古文」の取扱い

2.本文 矢部玲子氏の論文
  ・P33本文L10 (誤)「・・ノ涵養」→(正)「拐~ノ涵養」(「精神」の旧字体)
  ・P34本文L21 (誤)「・・ノ涵養」→(正)「拐~ノ涵養」(「精神」の旧字体)
  ・文末脚注の番号ローマ数字→アラビア数字
  (精神の旧字体はメーラーによっては正しく表記されない場合があります。
    UNICODE で7CBE、795E です。)

3.本文 小原俊氏の論文

P76本文L4 
・(誤)文部省は「新教育指針」を発行した。
          ↓
  (正)文部省は「新教育指針」4分冊および同附録1冊を発行した。

・同上本文L6
  (誤)その中の「三、これからの教育はどんな人間をつくるべきか」には、

  (正)その中でも特に「第一部前ぺん 新日本建設の根本問題」の「第六章 結論−平和的文化国家の建設と教育者の使命」においては、

・同上本文L9
  (誤)目的が明記され、また実践のあり方については
               ↓
  (正)目的が明記されている(「三、これからの教育はどんな人間をつくるべきか」、第二分冊58p)。同章ではまた、実践のあり方について

・同上本文L10〜L12
  (誤)教育の仕事である。」と述べられている(前編第6章「結論−−平和的文化国家の建設と教育者の使命」所収「(二)日常生活において文化への芽生えをのばすこと」)。
               ↓
  (正)教育の仕事である。」とも述べられている(同前57p)。

・同上L13
  (誤)戦後期に文部省教科書局第一編修課長として、
           ↓
  (正)戦後初期に文部省教科書局に在職し、

・同上L15
  (誤)同「指針」後編の標題ともなった
       ↓
  (正)同「指針」において「第一部 後へん」の標題にも記された

以上